心屋塾マスターコース(カウンセラー養成コース)は、株式会社グロウスサポートが運営し、全国3拠点(東京・京都・名古屋)で心理カウンセラー養成講座を開催してます。
代表の心屋仁之助さんはTVや数々の書籍で有名ですが、心屋の運営は2007年2月からと比較的若いスクールです。
受講生の募集形態が他のスクールとは違い、同社が運営している「Beトレ」の会員のみにまず告知されます。そこで定員(基本20名)にならなかった場合、一般募集がかけられます。
→その後ホームページなどで一般募集されるようになっています。
Beトレ会員内で満席になる事も多いため、他のスクールと比較して、参加のハードルが若干高いです。
心屋塾マスターコースの評価
総合評価 (3.5)
費用 | 通いやすさ | 資格について | 仕事の紹介 |
B | A | A | B |
費用について
カウンセラー養成講座の費用としては、平均的です。
※講師により、この金額より高い場合有り
合計14日間で開催されており、ほとんどが13:30~19:30 の間で開催されています。
1時間当たりの費用を換算すると
484,000円÷(14日×5時間)=6,914円となり、スクールとしては平均的です。
(※開催時間は1日6時間ですが、休憩時間等を抜いて実質1日5時間として計算してます。)
通いやすさ
土日、平日とバラけて開催されており、参加しやすいです。
各拠点の会場も駅から徒歩10分以内です。
資格について
修了する事で、心屋リセットカウンセリングマスター認定証を取得できます。
仕事の紹介について
特に仕事の紹介はされていませんが、独立開業されている方が非常に多いです。(詳細は後述します)
スクールで学べる内容について
マスターコースの前半は
というテーマで行われ、後半は、心屋リセットカウンセリングという独自のカウンセリング手法を学ぶ内容です。
「心屋リセットカウンセリング」とは、催眠などの特別の技術を必要とすることなく、クライアントの本質的な問題や、解決する「人生のリセットポイント」を一瞬で見抜き、「言ってみる」ことで解決のお手伝いをいする方法です。
引用元:心屋公式サイト
注意点として、代表の心屋仁之助さんはマスターコースの講師を行っていません。マスターコースの修了生が講師をしてます。
心屋塾Beトレについて
以前は動画だけでなく、ライブに参加できる特典がありましたが、現在は動画のみ閲覧できるサービスに変わっています。
心理学を勉強する月謝制の会員サービスですが、心理学といっても世界的に幅広く使われているものではなく、「決断」や「怒り」等、生き方に関するテーマで行われています。
料金は月5,800円で毎月3本の動画のみ閲覧できるタイプと、9,800円で115本の動画が見放題のコースに分かれています。
以前は毎月新しいコンテンツを追加されていましたが、心屋さんがカウンセラーを辞めてからは当然追加はありません。
Beトレのダイジェスト動画も公開されているので貼っておきます。
心屋塾マスターコースの特徴と口コミ
独立開業している修了生が多い
公式サイトのカウンセラー紹介ページで修了後にカウンセラーとして活動している方が地域ごとに掲載されています。複数の地域に登録している修了生もいますが、それを差し引いても非常に多いです。
心屋の修了生でプロとして活動している人は、オープンカウンセリング(無料でのカウンセリング)で実績を積んだ後、独立開業されている方がほとんどです。
無料カウンセリングは心屋公式サイトからも案内されており、心屋の看板を使って実績が積めるシステムは良いですね。
修了生はそこで実績を積みながら、アメブロを使って開業・集客してます。こういった仕組みが合わない人には向いていないですね。
口コミについて
マスターコースに参加された方の口コミ・感想として、こちらのサイトには
通った事で講師や同期のメンバーに出会えたこと。それこそが財産だと思っています。
とあります。
この方は自信を付ける事が主目的で参加されているので、上記のような感想なのかもしれません。
レビューの内容を見ても、カリキュラムの一部である「遊び」については大きく書かれていますが、カウンセリングスキルの習得についてはほとんど触れられていないので、ロールプレイをきっちりやって、系統だったカウンセリングスキルを自分の財産として身に付けたい方向けではないと言えます。
代表が心理カウンセラーを辞めた件について
心屋代表の心屋仁之助さんは、2020年末で心理カウンセラーとしての活動を辞め、音楽活動に専念されています。
様々な出来事があったからこそだとは思いますが、あれだけTVなどのメディアに出たり、本を出版され、心理カウンセラーとしての影響力がある上で辞めるのは、通常非常に考えにくいですし、普通のことではありません。
卒業生も非常に多い中、どんな事情であれ看板をつけた代表が辞めるのは、個人的にはとても不適切だと感じます。