APC付属心理教育学院は、「APC朝日パーソナリティ・センター」が主催するスクールです。
費用が安めで特に入門コースは定員が一杯になることも多く、心理学・カウンセリングを体系的に学べるのが特徴です。
1984年に心理相談室を創設。1992年から本格的にカウンセラー養成に取り組まれています。（本部：東京都千代田区）
これまで阪神・淡路大震災の被災者や、地下鉄サリン事件の被害者への心のケアも行っています。
APC付属心理教育学院の評価
総合評価 （3.75）
| 費用 | 通いやすさ | 資格について | 仕事の紹介 |
| A | A | A | B |
費用について
受講料は平均よりも安いです。
入門から応用まで次の4つのコースがあります。
- プライマリーコース（5講座10時間）：39,700円
- ベーシックコース（10講座20時間）：86,000円
- アドバンスコース（20講座40時間）：186,000円
- プラクティカルコース（27講座54時間）：300,000円
（すべて税込み）
心理資格取得が可能なアドバンスコース全20回の1時間あたりの料金を計算すると、
186,000円÷40時間＝4,650円でした。（平均は7,000円）
それぞれのコースが別の内容ではなく、ベーシックコースはプライマリーコースの内容を含み、アドバンスコースはベーシックコースの内容を含んでいます。
各コースへの移行は、料金の差額と手数料の5,000円を支払えば可能なシステムです。5講座から手軽にスタート出来て、金銭的なハードルが低いのが良いですね。
通いやすさ
スクールへのアクセスは、JR市ヶ谷駅より徒歩5分と良好です。
〒102-0085 東京都千代田区六番町6-20 グランドメゾン六番町ビル302
講座日程ですが、土曜または日曜日の開催（毎週1回2時間）となり、平日には行われていません。土日休みの方は参加できないのがデメリットです。
資格について
アドバンスコース、またはプラクティカルコースを修了する事で、「日本応用カウンセリング審議会認定カウンセラー」の受験資格が得られます。
筆記試験と面接（実技）試験があり、プラクティカルコース修了者は実技試験は免除です。
仕事の紹介について
母体のカウンセリングルームが所属している学会・機関に関連した情報提供を受けられます。
心理関係の就職を希望する人には、就職相談を行っているのも強みです。
独立開業している修了生もおられますが、他のスクールよりも数は少なめです。
スクールで学べる内容について
資格取得に繋がるアドバンスコースの内容は、交流分析を始め世界的にオーソドックスに使われている心理学・療法です。
幅広いカウンセリングプログラムを学べますが、森田療法や行動療法等、不安障害や各種恐怖症に効果的なプログラムが多めです。
APC付属心理教育学院の特徴とレビュー
受講料の安さ
資格取得に繋がるアドバンスコースの1時間あたりの料金は、4,650円と東京では1、2を争う安さです。
講座日時を土日限定とバラけさせていない点と、平日に心理相談室をメインに運営されていて、その運営とスクールがうまくかみ合っているのも安く出来ているポイントかと思います。
付属の心理相談室の歴史が長い
APC付属心理教育学院は、もともと心理相談室として1984年に開設しています。
心理相談室としての歴史が30年以上あるスクールは非常に珍しいです。クライアントに納得・満足してもらえないカウンセリングでは、それだけの期間経営が続くはずもありません。
カウンセリングは飲食業等と比べて仕入れや在庫のロスが無いので運営しやすい業種といえますが、それにしてもこれだけ長きに渡って心理相談室の運営を続けているのは凄いです。
口コミ・評判について
特に信憑性のある口コミはありませんでした。
講座の解約・キャンセル・返金について
問い合わせて確認させて頂いたところ、
との事でした。他の多くのスクールと同じシステムです。
まとめ
APC付属心理教育学院は、独立開業している修了生は多くはありませんが、受講料が安く、気軽に学びを始められるのがメリットです。
定員については明示されていませんが、基礎のプライマリー、ベーシックコースは開催30日前くらいになると、満員で申し込み締め切りとなっている事も多いです。
いつでも受講開始出来るわけではなく、スタート時期が年4回（2月、4月、7月、12月）と決まっています。
30年以上運営されている心理相談室では、あがりや各種恐怖、家庭の悩み、職場の悩み、その他人間関係の悩み、性格改善についてメインに取り組まれていますので、そういった状態の人の役に立ちたい！という方に特に向いています。
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